炭酸大好き「しゅわ太郎」です!
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みんな大好き【クリームソーダ】。
ひと昔前はたまに行くデパートでいただくご褒美スイーツ的存在でしたが、レトロブームもあってか、いまやデパートだけでなく、喫茶店やチェーン店でも飲むことができる身近な飲み物になりました。
そのクリームソーダをもっと身近においしくいただく方法があります。
それは、クリームソーダを自宅で作ること。さらにはクリームソーダのことを知ること。
実は、クリームソーダは家で簡単に作ることができ、長い歴史もあるんです。
今回は、クリームソーダのおいしい作り方と材料や道具を解説していきます。また、クリームソーダをより一層おいしく感じてもらえるよう、クリームソーダの発祥の歴史も紹介しています。
クリームソーダを知って自分で作ることでより身近で愛しい存在になるはずです。ぜひご覧ください♪
クリームソーダとは
クリームソーダとは、日本ではメロンソーダにアイスクリームを浮かべたものがお馴染み。
しかし、クリームソーダ発祥のアメリカでは、現在はバニラ風味をつけた炭酸飲料のことを指し、色もピンク色が多いです。炭酸飲料×アイスの組み合わせはソーダフロートと呼ばれるそうです。
おいしいクリームソーダの作り方
手順① 材料と道具をすぐに使えるようにしておく
アイスが溶けてしまうため、クリームソーダ作りはスピード勝負です。すべての材料を、入れるだけ・のせるだけの状態にしておきましょう。
ディッシャーをぬるま湯で温めてからアイスをすくうと、綺麗な丸アイスができるよ!
手順② グラスに氷を入れる
アイスの土台になるよう、氷はグラス一杯入れます。
手順③ シロップと炭酸水を注ぐ
シロップと炭酸水を注ぎ、マドラーでそっと混ぜます。
シロップと炭酸水のおすすめの割合はシロップ1:炭酸水4ですが、せっかくなので何度も作って好みの割合を見つけましょう!
また、シロップと炭酸水の注ぐ順番ですが、それぞれメリットデメリットがあります。お好きな方で作ってみてください。
メリット:炭酸水が空気にさらされる時間が短いため、炭酸が抜けにくい
メリット:炭酸ガスは冷たい液体によく溶ける性質があるため、シロップを先に入れ氷でしっかり冷やすことで炭酸の効いたクリームソーダができる
メリット:あえて混ぜないことでシロップと炭酸水のグラデーションを作ることができる
デメリット:シロップが底にあるため混ぜにくく、混ぜる回数によっては炭酸が抜けてしまう
メリット:炭酸水の中にシロップが落ちていくため、マドラーをさっと使うだけで簡単に混ざる
デメリット:炭酸水が空気にさらされる時間が短いため、炭酸が抜けやすい
手順④ ストローやスプーンをさす
ストローやスプーンを使う場合は、アイスをのせる前にセットします。のせた後にセットするとアイスが傾く場合があります。
手順⑤ アイスを浮かべる
氷が平らな場所にポコンとのせます。
手順⑥ さくらんぼをのせて完成!
アクセントとしてさくらんぼをのせたら完成!
いただきます!
あなたは何派?クリームソーダの食べ方
クリームソーダを食べるといっても、人によって色んな食べ方があります。みなさんは何派でしょうか?
メロンソーダとアイス、別々派
ぼくは別々派!
ぼくがなぜ別々に食べるのかというと、メロンソーダとアイスの間にできるシャリシャリが最高に好きだから!
あれって、一度溶けてメロンソーダと混ざり合ったアイスが氷とアイスの冷気で再度凍ったものらしいです。好きな人は多いはず!
メロンソーダにアイスを溶かす派
我が家の子どもたちはこれです。氷があるとなかなか混ざらないので氷を全部出して混ぜてます。
ちなみにコメダのクリームソーダはソフトクリームがモリモリすぎて、溶かす派の方にとっては難易度の高い食べ物となっています。
クリームソーダの発祥と歴史
いまや身近になったクリームソーダですが、実は現在に至るまでになが~い歴史があるのです。
1800年代後半、アメリカで誕生
アメリカでは、1800年代初頭、ソーダ水にシロップやスパイスを混ぜたドリンクが治療薬として販売されており(いまや全世界で大人気のコーラももとは薬でした)、1832年にソーダ水を精製する機械「ソーダファウンテン」が登場、全米のドラッグストアに広がりました。
1874年、アメリカでついに最初のフロート飲料が誕生します。イベントでソーダを販売していた店が氷を使い果たしてしまい、その場しのぎで隣の店のバニラアイスを用いたのです(諸説あり)。きっと飲んだ人はそのおいしさに感激をしたに違いありません。
その後、フロート飲料は10代の若者を中心に人気となっていきました。
1900年代初頭、日本に持ち込まれる
では、フロート飲料はどのようにして日本に伝わったのでしょうか。
日本で最初にクリームソーダを販売したのは、資生堂創業者の福原有信さん。資生堂は今では化粧品会社のイメージが強いですが、もとは洋風調剤薬局でした。
福原さんがアメリカのドラックストアを視察した際、薬局の一角でソーダや軽食を提供していることに衝撃を受け、1902年、銀座の資生堂薬局内にソーダファウンテンコーナーを作ります。のちの資生堂パーラーです。
当初のメニューはソーダ水とアイスクリームでしたが、その後、ソーダ水にアイスを浮かべた「アイスクリームソーダ」が誕生します。
クリームソーダが緑のメロンフレーバーになった経緯は不明
1922年の資生堂パーラーのメニューによると、果実味付きソーダ水のフレーバーは16種類あり、まさかのメロンがありませんでした。
バナナ・オレンジ・チェリー・パイナップル・ピーチ・チョコレート・ジンジャー・ラズベリー・グレープ・サルサパリラ・レモン・ストロベリー・ネクター・バニラ・カルピス・コカ・コーラ(参照:マイナビニュース)
また、緑=メロンフレーバーというのは日本の文化であって、アメリカでは緑はペパーミント、メロンはオレンジのイメージだそうです。
アイスクリームソーダ誕生から、どのようにして現在のクリームソーダ=緑色をしたメロン風味のフロート飲料というイメージに定着したのかは実のところはっきりしていないのです。
一説として、当時メロンは高級品であり、メロンフレーバーにすることで、クリームソーダは特別な飲み物という位置づけをしたかったのかもしれません。事実、当時のアイスクリームソーダは高級品で、上流階級の嗜好品でした。
また、これは完全に憶測ですが、メロンのイメージをアメリカと同じようにオレンジ色にするとオレンジフレーバーと被り高級感が薄まるため、メロンの見た目でもある緑色にしたのではないでしょうか。
高度成長期を経て庶民でも楽しめるスイーツになる
クリームソーダが全国の喫茶店やデパートに広がり、庶民でも楽しめるようになるのは高度成長を経てからのことです。
そして令和のいま、レトロブームや写真映えブーム到来で多くの店がクリームソーダを提供するようになっています。100年以上経ってもみんなに愛されるクリームソーダ。きっとこれからも愛され続ける存在であることでしょう。
おいしいクリームソーダを作る道具
クリームソーダは最低限コップがあればできますが、せっかくなら道具を揃えて見た目にも素敵なクリームソーダを作りましょう。
というのも、最低限のものだと映え要素皆無のクリームソーダになるからです…。以下の写真は道具を揃える前と揃えた後のクリームソーダです。どちらもぼくが作りました▼
揃える前は、やばすぎ。道具の有無でこんなにも変わるのか…。
味は同じでも見た目で食欲が違ってきますよね。
ぼくのおすすめする道具を紹介するのでぜひ参考にしてください。
- グラス
- ディッシャー
- ストロー
- 柄の長いスプーン
グラス
クリームソーダを美しく見せるためにもっとも重要なのがグラスです。
おすすめのグラスは「東洋佐々木ガラスのアロマシーズ 脚付きグラス(ジュース)」▼
丸みを帯びたフォルムがかわいく、クリームソーダにぴったり!少し大きい385mlサイズもあります。
レトロ感が欲しい!という方には、「石塚硝子のアデリアレトロ」もおすすめです▼
ディッシャー
メロンソーダに浮かべるアイスはやっぱり丸いとかわいい!アイスをきれいに丸くするためにはディッシャーが必要不可欠です。100均にも売っていることがありますが、すぐに壊れてしまいます。
丈夫できれいな丸を作ることができるおすすめのディッシャーは「KITCHEN HOMEのアイスクリームディッシャー」▼
オールステンレスで非常に頑丈なので、硬いアイスクリームでも壊れる心配がありません。サイズは12種類ありますが、クリームソーダにおすすめは40ccか50cc。グラスにバランスよく乗るサイズです。
ストロー
ストローは100均に売っているものでもいいかと思いますが、よりかわいいクリームソーダを生み出すためにはイメージに合ったストローを選びましょう。
おすすめはストライプのストロー▼
このストローを使えば、写真映えするクリームソーダになること間違いなしです。
柄の長いスプーン
アイスをすくうためのロングスプーン。おすすめは「柳宗理のパフェスプーン」▼
柳宗理のスプーンは、アイスクリームをすくって口に運びやすい計算された形状となっており、クリームソーダをよりおいしく感じることができます。たかがスプーン、されどスプーンです。
おいしいクリームソーダを作る材料
クリームソーダに必要な材料はこちら。
- メロンシロップ
- アイスクリーム
- 炭酸水
- 氷
- チェリー(あれば)
メロンシロップ
クリームソーダの味を決める超重要なメロンシロップ。昔懐かしのあのクリームソーダの味を再現できるおすすめのシロップは「中村商店のキャプテンメロン」▼
キャプテンシロップを使えばまさに思い浮べるクリームソーダができるはず!ほかのメロンシロップに比べ安いのも魅了的です。
600mlは多いな~という方には、340mlの!「サントリー おうちドリンクバー POPメロンソーダ」もおすすめ。この記事のクリームソーダ作りにも使っているものです。POPメロンソーダの味そのものでおいしい~!
ほかにも、本物のメロン味のシロップや甘いシロップなど、クリームソーダにぴったりのメロンシロップを紹介しています。ぜひ参考にしてください▼
アイスクリーム
アイスクリームのおすすめは「シャトレーゼのしぼりたて牛乳アイス」。
おすすめの理由は、1500mlという大容量なのにお値段が630円と安いこと(2024/11時点)。また、市販のアイスはラクトアイスが多い中、シャトレーゼの牛乳アイスはなんとアイスミルク!牛乳本来のコクを味わうことができます。
アイスクリーム:乳固形分15.0%以上(うち乳脂肪が8.0%以上)
アイスミルク:乳固形分10.0%以上(うち乳脂肪が3.0%以上)
ラクトアイス:乳固形分3.0%以上
甘いバニラアイス×甘いメロンシロップだと甘ったるくなってしまいますが、シャトレーゼの牛乳アイスはあっさりしているのでクリームソーダとの相性抜群です!
炭酸水
炭酸水はぬるいと刺激の少ないものになってしまいます。しっかり冷えてるものを使いましょう。
おすすめはきめの細かい泡で喉ごし最高な「アサヒ ウィルキンソン」。
また、自宅で炭酸水をコスパ良く楽しみたい方には、炭酸水メーカーもおすすめです。主な炭酸水メーカーを実際に使って比較しています。ぜひ参考にしてみてください▼
【2024年 最新】炭酸水メーカーどれがいい?おすすめ機種ランキングTOP21!徹底比較して完全解説!
氷
アイスをメロンソーダに直接浮かべると瞬時に溶けてしまい、見た目が悪くなってしまいます。アイスが溶けないよう、アイスは氷にのせるのがポイント。
氷はグラス一杯分必要です。丸い氷やいびつな形の氷だとアイスをのせにくいため、四角い形状のものを用意しましょう。
チェリー
さくらんぼはなくても大丈夫ですが、あると緑に赤が映えてより素敵なクリームソーダになるのでおすすめです。
おすすめは「はごろも チェリー」。
1袋に約5個入っているので使いやすいです。
まとめ
昭和生まれにとっては昔を思い出す懐かしい存在として、若者にとってはレトロでかわいい存在として、昔も今もみんなから愛されるクリームソーダ。
クリームソーダの歴史を感じながら、ぜひオリジナルのマイクリームソーダを作ってみてくださいね。
自分で作るとおいしさも倍増!
最後までお読みいただきありがとうございました。クリームソーダLOVE!
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