炭酸大好き「しゅわ太郎」です!
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梅雨の時期になるとスーパーに青梅が並び、今年も梅仕事の時期がきたか~!梅酒作るか!となる方も多いかもしれません。
梅仕事の中でも、手間なく、失敗なく、初心者でも作りやすいのが梅酒。
専用の瓶に青梅・氷砂糖・ホワイトリカーを入れて3ヵ月待つだけでおいしい梅酒が完成します。
お酒が入るので、梅シロップのように発酵したりなどの失敗もほぼありませんが、折角作るならとびきりおいしい梅酒が作りたい…
そこで今回は、おいしい梅酒の作り方を紹介します。
毎年、梅酒作りをしている僕が、今までの経験と徹底リサーチにより、できるだけ簡単においしく作る方法を徹底解説していくのでぜひご覧ください!
本記事では梅酒の作り方を紹介していますが、ノンアルコールのおいしい梅シロップの作り方が知りたいという方はこちらをご覧ください▼
【おいしい梅シロップ&梅ジュースの作り方】南高梅の青梅を使った失敗しない人気レシピ!最適な時期・経過・完成の目安を徹底解説!
梅酒とは
梅酒とは、梅雨の時期に収穫される青梅を蒸留酒に漬けて作るお酒です。
大きめの容器に梅と氷砂糖と蒸留酒を入れて、3ヵ月ほど待てば梅酒の出来上がり。
ストレートで梅の香りを楽しみ、ロックで味わいを楽しみ、炭酸水で割って爽快さを楽しむ。手塩にかけて育て作り上げた梅酒は味も香りも格段に素晴らしいです。
梅酒を作る時期
梅の実が手に入る時期は、5月下旬から6月下旬です。
5月下旬から6月上旬には緑色の固い「青梅」、6月中旬には少し赤と黄色に色付いた「完熟梅」、6月下旬は黄色に完熟した梅が多くなります。
梅酒は作ってから早くて3ヶ月ほどで飲むことができるため、新鮮な梅の実を使えば、秋以降においしい梅酒が楽しめます。
秋の夜長のお供に手作り梅酒…最高ですね!
また、梅の実は冷凍しておくこともできます。つまり、いつでも梅酒づくりが楽しめることに…!
あっ!梅の実を買い逃した…という方は、冷凍梅を購入するという手もありますよ♪
梅酒に使う梅の選び方
梅…いろんな種類があるけど梅酒には何を使ったらいいの?とお悩みの方もいるかと思います。ここでは、梅の選び方について解説します。
品種は「南高梅」がおすすめ
現在日本には300種類以上の梅の種類がありますが、言わずと知れた梅のトップブランドといえば、「南高梅」!
南高梅は、日本の梅の収穫量の半分以上を占める和歌山県産で、肉厚でジューシーな梅です。
トップブランドといっても値段はお手頃。家の近所に良さそうな梅が売ってない…という方でも、今ではネット通販で入手することができます。
一方で、梅酒に適さないものとして、小梅があります。カリカリ梅に使われることが多い小梅ですが、果肉部分が少なくエキスが十分に出ないため、梅酒にはおすすめできません。
南高梅を使えば間違いない!
梅の状態は「青梅」または「完熟梅」
南高梅は熟成度によって青梅・完熟梅・超完熟梅の3つに分かれますが、梅酒に使う梅はしっかり梅エキスが出てくれる「青梅」か「完熟梅」がおすすめです。
青梅
青梅は熟していない青々した梅です。固く、深い緑色をしていて、味は酸味があり甘さはありません。
梅酒にすると、しっかり梅エキスがでるため、梅の香りと味わいが楽しめます。
完熟梅
完熟梅はその名の通り、熟成して梅の実の一部が黄色や赤色をしています。
梅酒を完熟梅で作れば、まろやかな甘みのある仕上がりになります。ただし、完熟梅は果肉がやわらかくデリケートなので、初めて梅酒を作る場合は果肉が固めの青梅がおすすめです。
超完熟梅
黄と赤色になった梅を超完熟梅といいます。
梅の実は完熟しすぎると梅エキスがでにくいため、梅酒にするのはおすすめできません。
超完熟梅は、梅干しや梅ジャムにするのがおすすめです。
傷がないかチェック!おいしい梅の実の見極め方
梅酒におすすめのおいしい梅の実はズバリ、「大きさがある・張りがある・傷がない・良い香り」の4点です。
大きさをチェック
梅の実が大きいほど、果汁が多く、シロップにしたときにエキスがでます。
梅のサイズは小さいものから、S・M・L・2L・3L・4Lがありますが、梅酒にはエキスがしっかり出る4Lの大きさがおすすめです。
分類 | サイズ | 用途 |
小粒 | S~M/3.5cm 10g未満 | お弁当用梅干しに おすすめ |
中粒 | 1~3L/3.5〜4.5cm 15〜25g | いろんなのに使える 梅シロップにおすすめ |
大粒 | 4L/4.5cm~4.9cm 30g以上 | 果肉がたっぷり! 梅酒におすすめ |
表面の張りをチェック
新鮮な梅は表面に張りがあり皮がパツパツになっています。プニプニやわらかすぎるものは避けるようにしましょう。
表面の傷をチェック
傷がある梅は傷みやすいのでしっかり確認しましょう。
香りをチェック
採れたての梅はしっかり香りもあります。ついつい嗅ぎたくなるような良い匂いがするか要チェックです。
梅酒作りの材料と道具
- 青梅:1kg
- 氷砂糖:500g~1kg
- ホワイトリカー:1800ml
- ガラス瓶:4L以上
青梅
青梅はシーズン中はスーパーなどでも見かけますが、少し時期がズレると店頭にない…!ということも。そんなときは、ネット通販で探しましょう。産地によって収穫時期が異なるので(暖かい南では5月中旬~6月上旬、寒い北では7月上旬~7月下旬)、店頭にない場合でも見つかる可能性があります。
氷砂糖
砂糖はいろんな種類がありますが、氷砂糖が溶けやすく、瓶の底にも溜まりにくいためおすすめです。
梅1kgに対して氷砂糖500g~1kgが必要になります。酸っぱいのがお好きな方は500g、スッキリ飲みたい方は700g、甘めがお好きな方は1kg がおすすめです。
ホワイトリカー(焼酎)
梅酒にはホワイトリカーを使うことが多いですが、焼酎、ブランデー、ウイスキーなど、35度以上のお酒であれば何でも漬けることができます(20度未満で梅酒を作るのは法律で禁止されています)。
ガラス瓶
梅酒は熟成させるほどまろやかでおいしくなるため、しっかり密閉でき、長期保存可能なガラス瓶を使うのがおすすめです。
プラスチック容器も軽くて扱いやすいですが、プラスチックは空気を通してしまうため、1年で飲み切る場合にのみ使いましょう。
また、梅1kgなら瓶は4Lサイズが適切です。
おすすめは、日本製の「Cellarmate(セラーメイト)密封瓶」!シンプルなデザインと使い勝手の良さ、さらには品質も高いため、日本の多くの家庭で愛用されています▼
「東洋佐々木ガラス 果実酒びん」もリーズナブルな上に注ぎ口があって便利です▼
おいしい梅酒の作り方
以下の手順で梅酒を作っていきます。
1.梅を洗う
梅の表面には汚れが付着しているため、しっかりと洗います。このとき、梅を傷付けないよう、優しく洗うのがポイントです。
時間があれば、梅をよく洗ったあとにアク抜きするのもおすすめ。梅は熟していない青いものほどアクが強いため、青いものを使うときは、1時間ほど水につけておくとアクが少なくなります。
2.梅のヘタを取る
きれいになったら、梅のヘタを爪楊枝で突っついて取っていきます。ポロンと簡単に取れるため、結構楽しいです。
3.梅を乾かす
キッチンペーパーや清潔な布巾で1個ずつ丁寧に梅の水気を拭きとっていきます。水気が少しでも残るとカビの原因になるため、ヘタの部分もしっかりと拭きます。
時間があれば、1~2時間ほど自然乾燥をさせておくとよりGOODです。
4.瓶を消毒する
梅酒に菌が繁殖しないように、瓶を煮沸やアルコールでしっかり消毒します。
熱湯をかけて消毒するやり方もありますが、セラーメイトの瓶は耐熱温度差42℃なので、急な温度変化で割れることもあります。そのため、熱湯をかけて消毒するのではなく、煮沸(水を入れた鍋に瓶を入れ、沸騰させる)やアルコールで消毒しましょう。
また、セラーメイトと並ぶ2大保存瓶として有名な赤い蓋の「東洋佐々木 果実酒瓶」は耐熱ガラスではないため、アルコール消毒一択です。
5.瓶に梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ
瓶に梅と氷砂糖を交互に入れていき、最後にホワイトリカーを注ぎます。
梅酒は失敗しにくいため、梅シロップほど神経質にならなくても大丈夫ですが、菌の侵入を防ぐために、梅と氷砂糖を入れるときは必ず清潔な手で行いましょう。
6.冷暗所に置き、週に1回瓶をゆする
瓶の置き場所は、日の当たらない冷暗所におきましょう。日光がサンサンと当たると、瓶の中の温度が高くなり、発酵してしまう恐れがあります。
また、砂糖が溶けてくると瓶の中の砂糖の濃度が不均一になりモワモワとした状態になります。梅のエキスをしっかり出すためにも、砂糖が完全に溶け切るまで週に数回程度、瓶を傾けたりして中の糖度を均一にするようにしましょう。
あとは完成まで待つだけです。
7.完成!
梅酒作りを始めて3ヵ月ほど経過して梅酒が琥珀色になったら完成。まだちょっと味が物足りない…というときは、半年~1年ほど熟成させてから飲むのがおすすめです。梅酒は何年でも保存できるため、少しずつ飲んで味の移り変わりを楽しむのもGOOD!
残った梅の実は苦みなどの原因になることがあるので、1年経ったら取り出しましょう。
梅1kg、氷砂糖1kg、ホワイトリカー1800mlで作った梅酒の量は約2500mlでした。ロックで楽しむのも良し、ソーダ割りで楽しむのも良し!大量にあるので長い期間楽しむことができます♪
ちなみに、全量を炭酸水で割ったとしたら(炭酸水100ml+梅酒50ml)、約50杯もの梅酒ソーダを楽しむことができる…!ハッピーすぎる~!
梅酒の保存方法
保管場所
梅酒は直射日光が当たらない場所ならどこで保管してもOKです。ただし、アルコール度数の低いお酒で漬けた場合は発酵する恐れがあるため、必ず冷暗所で保管しましょう。
また、一見ベストな保存場所の冷蔵庫ですが、冷蔵庫内は温度が低温のままで変化がなく、風通しも少ないため、梅酒の熟成が進みにくいです。熟成したコクのある梅酒を楽しむためにも、冷蔵庫での保存は控えるようにしましょう。
保存期間
アルコールには殺菌効果があり、梅酒はそのアルコール(35度以上)で作るため、基本的に腐りません。ただし、アルコールは空気に触れると蒸発して度数が下がるため、容器の開閉の際は、なるべく開ける時間を短くするよう心がけましょう。
30年以上熟成した梅酒を楽しんでいる方もいるとか…!ぼくもやってみようかな♪
保存容器
梅酒は冷蔵庫に入れる必要もないため、作った容器そのまま保存する方が多いです。
大きな瓶だと注ぐのが大変…というときは、注ぎ口のある容器に移し替える、またはカンロ杓子があると便利です▼
梅酒作りのトラブル・注意点は?
梅酒作りではアルコール度数の高いお酒を使用するため、カビが発生したり発酵したりするトラブルはほぼありません。
梅仕事で一番簡単!初めてでも失敗なしで楽しめるよ♪
ただし、梅酒作りには決まりがあるため、それを必ず守るようにしましょう。
20度未満のアルコールだと梅の酵母で発酵が始まり、新たなアルコールが発生してしまいます。家庭でアルコールを作ること自体が酒税法違反となってしまうため、梅酒作りに使うお酒は必ず度数の高いもの(20度台だと砂糖を入れた際に度数が下がってしまうため、35度が望ましい)を選ぶようにしましょう。
梅酒ソーダはやっぱりおいしい!
梅酒はロックやホットでもおいしいですが、暑い夏は炭酸水で割って爽快に飲みたい!ということで、自家製梅酒を炭酸水で割ってみました。
濃さの好みはそれぞれですが、おおよそ以下の割合で作れば、夏にぴったりの爽快梅酒ソーダが楽しめます。
梅酒:炭酸水=1:2
梅のフルーティーさがたまらない!クエン酸が体中に行きわたる~!
炭酸をガンガン使っていきたいという方は市販の炭酸水よりソーダストリームがおすすめ!全機種の中でどれがおすすめ?という方は、こちらの記事をぜひご覧ください!ぴったりな機種が見つかると思います▼
【2024最新】ソーダストリームどれがいい?おすすめ機種ランキング!全モデルを比較して完全解説!
残った梅の実を活用するレシピ
残った梅の実の使い方が分からず捨ててしまっている方も多いかと思います。そんな方は、ぜひこちらのレシピでおいしい梅ジャムを作ってみてください。
お子さんがいるご家庭でも、梅ジャムなら火を通す際にあるアルコールが飛ぶのでおいしく食べることができますよ。
パンに付けたり、ヨーグルトに入れたりして楽しんでるよー!
市販のおすすめ梅酒
今年は梅酒作りのタイミングを逃してしまった…でも梅酒が飲みたい!という方は市販の梅酒を楽しみましょう。
僕の一押しは、「The CHOYA SINGLE YEAR 至極の梅」!梅酒の超有名メーカー、チョーヤが作る、紀州南高梅を1年以上熟成させた梅酒。濃厚で酸味と甘みのバランスがすばらしく、誰が飲んでもおいしいと感じるはずです▼
まとめ
梅酒は梅仕事の中でも一番簡単で失敗なく作ることができます。ぜひ、梅の時期になったら梅酒作りを楽しみましょう!
ノンアルコールの梅シロップもとてもおいしくできます!作り方が知りたいという方はこちらをご覧ください▼
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【2024年 最新】炭酸水メーカーどれがいい?おすすめ機種ランキングTOP17!徹底比較して完全解説!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。素敵な梅ライフをお過ごしください!
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